2011.11.22
こんばんわ
神戸WEB制作所MAGNET代表の奥谷奈津子です。
昨日は私が通っていた大学へ出向き教授や学長とディスカッションをさせていただきました。
やはり高校生自体の数減っている上、ライバル校も多くかなり厳しい状況のようです。
私にできることはないか、考えてみようと思います。
母校が縮小されたり吸収されたりするのはさみしいですからね、、。
偶然だったのですがブランディングの教授ともお話させていただける時間があり
かなり勉強になる資料や貴重なご意見をいただくことができ
今向き合っている仕事で発揮できそうな言葉をたくさんいただきました。
水谷米博教授です。
■ファッション・マーケティング
■ビジュアルマーチャンダイジング(VMD)
■研究テーマ
・ブランディングにおける、ビジュアルマーチャンダイジングの研究
「イメージ価値」とビジュアルマーマーチャンダイジング
ショップタイプ(業態)とビジュアルマーチャンダイジング
・ビジュアルマーチャンダイジングを生かしたリストアの研究
店舗構造物をさわらず、VMD―「マーチャンダイジング(コンセプト)」「ゾーニング・レイアウト」「陳列・ディスプレイ」―で店舗の活性化(リストア)
ブランドとは価値
ブランドは顧客にとって価値のあるもので、企業に継続的な収益をもたらします。
しかし、ブランドは顧客にとってのみ、価値あるものなのでしょうか?
どうやらそうでもないようです。
ブランドは、主に顧客、従業員、株主の三者に対して価値あるものだと考えられています。
1.顧客価値 企業が顧客に対して提供する価値
2.従業員価値 企業が従業員に対して提供する価値
3.株主価値 企業が株主に対して提供する価値
顧客、従業員、株主にとって、ブランドはどのような価値があるのでしょうか?
事例を用いて考えてみましょう。
ナイキ(NIKE)が提供する顧客価値オリンピック、ワールドカップ、世界陸上などのTV中継を見ていると、アップで映るアスリートと共にさりげなく登場するものがあります。
あのロゴマーク。そうナイキのロゴマークです。
偶然でしょうか?もちろんそうではありません。
もし、あなたがスポーツシューズを買うときに、「ナイキの靴は格好いい」と思って、「ある程度値段が高くても仕方がない」と納得していたとしたら…。
既にナイキのブランドは、あなたのなかに確立されているわけです。
また、大して品質面では他社製品と変わらないTシャツや靴下、ジャージまでも「ナイキがいい!」ということになれば、ナイキブランドの顧客価値はかなり高いといえるのです。
ナイキは、自らのブランドの顧客価値を高めた結果、あらゆる自社商品全ての価格や収益を維持・向上させることに成功したのです。
ナイキは顧客価値が高まることを見越して、世界の一流スポーツ選手とのライセンス契約を結び、選手を起用したCMの露出などを図りながら、自らのブランド価値を向上させています。
世界規模でのスポーツイベントの協賛などもブランド価値を高める活動の一環といえるでしょう。
スターバックスが提供する従業員価値
今、学生やフリーターの間で大人気のアルバイトがあります。
それはコーヒーストアチェーン「スターバックス」のアルバイトです。
1996年に東京に第一号店を出店して以来、破竹の勢いで店舗数を伸ばしてきました。
「スターバックス体験」と誰もが口を揃えるユニークなお店の考え方は多くの人々に受け入れられました。スターバックスに入ると普通の喫茶店では味わえない体験がいくつもあるからです。
おしゃれなインテリア、エスプレッソ仕立てのコーヒー、活気がありコーヒーの美味しい飲み方を親切に教えてくれる従業員、店内に広がるコーヒーの香りなど、一度足を運んだ顧客は“スターバックスらしさ”に必ず酔いしれるのです。
顧客のアタマのなかで、スターバックスが「ブランド」になった瞬間です。
そういった顧客のなかから、「私もスターバックスで働きたい!」という手が多数上がりました。
それほど高いとはいえない時給であるにもかかわらず、面接希望者は後を断ちません。そして晴れて従業員となった後も、きっちりとトレーニングを受けることになりますが、なぜか活き活きとした表情で働いているのです。
「スターバックスが好きだから働いている」と多くのアルバイトや従業員が口にしています。
つまり、スターバックスはブランド価値を高めた結果、従業員に夢と誇りを持たせることに成功したのです。
結果としてスターバックスは、良質な人材を低コストで獲得し、従業員に最大限のパフォーマンスを追求することができたのです。
ヤフー(Yahoo)が提供する株主価値
インターネット検索エンジンの代表格「ヤフー」は、昨今のIT株暴落の影響を受けてはいるものの、2001年9月21日現在でも、1株当たり200万円付近という株価で推移しています。
インターネット検索エンジンは、他にも様々なものがあり、ヤフーは機能面で勝る部分もありますが、場合によっては他の検索エンジンが上回る場合も多く、一概に「どれが一番使える検索エンジンか?」ということは評価できない状況にあります。
ただし、インターネットを使っている人に「検索エンジンといえば、何を想起しますか?」と尋ねると多くの人々が「ヤフー」と答えます。
ヤフーは顧客のアタマのなかに他の検索エンジンを圧倒する存在感を植え付けることに成功したのです。顧客がブランドとして認めたのです。
機能以上にブランドとして認められたヤフーは、その後のネットビジネス展開もスムースに進めていける素地を持つことができたわけです。
そのことは投資家も見逃していません。
今の株価は、ヤフーのインターネット上のブランド価値に対する評価であり、結果としてヤフーは自らのブランド価値を高めたことで、株価を上げることに成功したのです。
結局
ブランドとは個々のアタマに拡がる「○○らしさ」です。
ブランドは、顧客・従業員・株主などに誇りや夢を与え、企業にも継続的な収益をもたらしてくれる価格を超えた“価値そのもの”なのです。
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